大海原を望む2つの温泉と地元食材をふんだんに使った料理。
そして、こころ安らぐ笑顔のおもてなし…。
としまや月浜の湯には、疲れた心とからだを癒すエッセンスが揃っています。

思わず笑顔になるお出迎え
旅のはじまりを、特別な気分で

心地よく肌を撫でる潮風を感じながら、この門の前に立つ。
そっと目を閉じれば、風情ある石畳と瑞々しい植栽が奏でる
歓迎のシンフォニーが聴こえてくるようだ。
歩みを進めるたびに、あの温かな笑顔と心からの
「いらっしゃいませ」にまた出逢える悦びがこみ上げる。
都会での忙しい毎日で疲れた心とからだは、
ここでしか味わうことのできない感動に
癒される瞬間を求めている。

幻想的な自然の癒し空間に浸り
ゆっくり自分と向き合う時を愉しむ

耳に響くは太平洋の潮騒、目に映るは大海原に浮かぶおぼろ月。
絹糸のような柔らかな肌触りで包んでくれる
由緒正しき湯に浸かり、幻想的な自然との一体感に
満たされるひととき。
時折火照った身を潮風で冷ましながら、ゆっくり自分と向き合おう。
この湯を愛した雨情の唄を口ずさみながら、新しい自分を感じる時が流れる。
漆黒の闇夜を照らす月の光のように、美しく優しい私でいたい―。
ここは昨日までの憂いを溶かし、
心を解き放し、癒しの時をくれる大事な場所なんだ。

海辺の夜を彩る
地元食材による賑やかな食卓

茨城の海と山と里に育まれた瑞々しい食材の数々。
地元の漁港から仕入れた魚介類、
温暖な気候と肥沃な大地で育った常陸牛、
そして「山菜の王者」とも呼ばれる天然の自然薯…。
一皿一皿が奥深く、そのコンビネーションもまた格別。
気取らない郷土料理の温かさに、
こころとからだが満たされていく。
海辺の宴には、しあわせの味がたくさん込められている。

森の命と対話する新緑の朝
新たな活力を育む自分を感じる

清々しい空気の中、新緑の森を歩く。
手をかざして樹木の息遣いを感じ、
せせらぎに足を入れて感覚を研ぐ。
「花の名前を覚えるよりも、この花がここに咲く意味に想いを馳せてほしい」
ガイドさんのそんなことばに頷きながら、
川岸にふと目をやればそこに咲く小さな花の、
大きな命の存在に気がづき、心が温かくなる。
山も川も海もある北茨城の、源流から河口までをたどる自然体験。
非日常を味わうひとときの中で、
明日へのエナジーが充填されていく。

EPILOGUE

出逢いと発見、そして癒しに満ちたこの旅がもうすぐ終わる―。

「ありがとうございました」のことばとやさしい微笑みが胸に染みる。
ここで過ごしたすべての瞬間に意味があり、それに導かれて訪れたかのような心の宿。
「帰る場所がある」というしあわせを感じつつ、旅の余韻にまた癒される。